デザイナー イサムノグチ

イサムノグチの家具デザイナーとしての評価

イサムノグチがデザインした家具は、彼のアート作品のような、美しい形のものばかりです。イサムノグチの家具デザインには、アーティスティックなセンスが、全面に現れています。

こういった家具デザインのセンスは、アーティストである彼ならではでしょう。デザイナーには、イサムノグチのようなデザインを手がけるのはなかなか難しいものです。

デザイナーは、クライアントやユーザーの求める条件を常に念頭に置いてアイディアを出していくので、どうしてもデザイナーの手がけるデザインには、リミットが生まれてしまいます。

リミットがなければ、それはもちろん、機能性を失ったプロダクトとなり、市場に乗せる事ができなくなってしまいます。デザイナーの苦しみは、芸術と実用の狭間にいるという事ではないでしょうか。

その点、概念や理想、ヴィジュアルの美しさを念頭に置くアーティストがデザインを手がけると、驚くほど自由に、美しいプロダクトが出来上がる可能性が高いのです。よりアートに近いプロダクトと言えるでしょう。

彫刻作品に、すでにプロダクトとしての美しさと、機能性も兼ね備えてあったイサムノグチにとって、家具デザインへの挑戦は、なんら難しい事ではありませんでした。